楽天SPU×ふるさと納税戦略について
唐突ですが、楽天SPUポイント戦略とふるさと納税の組み合わせは、非常に相性が良いのは周知のことと思いますが、みなさんはどんな戦略で購入していますか?
みなさんのふるさと納税戦略はどうしていますか?僕は楽天市場のSPUと合わせて大量のキャッシュバックをもらう作戦を実施しています。
今回はその最適解に関する記事です。
予定していた買い物額に対して、どう組み合わせるのが最適なのか考察していきましょう。
ふるさと納税とは
ふるさと納税というのは、故郷や被災自治体に寄付できる制度です。今の日本では地方の田舎で育った人材が、卒業と同時に都会に出て行ってしまう現状にあります。優秀な人材であればあるほど、地方にダメージが大きいと言えるでしょう。
この現状を再分配するための政策がふるさと納税制度です。この制度の良いところは、ふるさと納税を行った分は2000円の自己負担額を下限に寄付控除されるところにあります。
つまり、寄付控除の枠内であれば、2000円の負担だけで寄付ができるという制度なのです。更に、寄付に応じて返礼品が贈られて来ます。
まとめるとこうです。
たった2千円で、数千円はする返礼品が手に入る
やばいですよね。これだけで爆益確定ですね。この記事ももう終わって良いんじゃないかなという気持ちになって来ますね。
日本では寄付という行為があまり馴染み無く、残念ながら文化としては根付いているとは言えません。そのような現状を改善すべく寄付行為に対する啓蒙もでき、税制への関心も得られ、また、寄付によって失った分の所得税や住民税の財源は国から自治体に交付金として補充されますので、自治体も損をしないのです。納税とついていますが実質的には減税政策なのです。
唯一、その人が所属する自治体はこの制度の対象外です。それは、この制度が再分配を意図した制度だからです。そもそも、そこまで強い郷土愛のある人は、わざわざ目的があって設計されたこの制度を利用せずとも、地元自治体に寄付をすればよいですからね。
返礼品を手に取ってわかること
ふるさと納税を始めると、全国各地の返礼品を手に取る機会に恵まれます。そうして気づくのは日本の農産品、工芸品の質の高さです。
かつてら日本のモノづくりの技術は世界的にも高い評価を得ていました。そして、今の日本でもまだまだ高く、高品質なものを生み出していることに気づきます。
最近の世代の人はデフレ経済下ネイティブでの生活を送って来たため、こういった高級品が存在すること自体知らなかった人もいるのではないかと思います。
実際に、ふるさと納税の返礼品を扱っている業者の人と会話したこともありますが、通常の発送や贈答品、ギフト品での取扱も増えたそうなのです。こういった非常に有意義なマッチングも果たしており、広告効果も高いのです。僕の中での効果的だった国の施策ランキングのトップクラスに入ります。
楽天市場を利用したポイント戦略
ふるさと納税の制度開設当初は総務省のHPの一角に各自治体の商品が並べられており、決済も振込のみで、お世辞にも使いやすいサイトではありませんでした。
現在はさとふる、ふるさとチョイスなど、いくつかのECサイトから買うことができます。 そしてオススメするのは楽天市場です。こちらから購入すると楽天ポイントが溜まります。ふるさと納税の商品は10,000円以上するものもおおいので、ポイント倍率の高いときに購入すると、それだけで大量のポイントがキャッシュバックされます。
例えば、楽天スーパーセールやお買い物マラソンで倍率20倍だったとすると、10,000円分のふるさと納税返礼品を購入するだけで2,000P、控除額の下限となる2,000円分がポイントとして戻ってくることになります。もちろん、それ以上購入すればもっと戻ってくることになりますね。要約するとこうです、
ふるさと納税の返礼品がタダ手に入る (それ以上のポイントまで手に入る)
これはもう爆益を通り越して異常です。
楽天市場がオススメと書きましたが、無論、ほかのサイトでも同じようなポイントアップイベントをやっていますので、同様に最低の控除額を上回ることは可能です。みなさんの利用形態にあったサイトを使用するのがお得なのではないかと思います。
お買い物マラソン完走戦略
楽天市場のポイント倍率の高いイベントといえばやはりお買い物マラソンです。このイベントをきっちり完走すると+9倍のポイント獲得倍率が得られます。ポイントには上限がありますが、最大10店舗で111,111円を購入すればクリアとなります。
もしかしたら、ふるさと納税さえあれば、それだけでお買い物マラソンを完全攻略することも夢ではないのかもしれません。例えばお買い物マラソンが月1回、年間12回あるとして、1,333,332円の納税を行えばふるさと納税だけで完走できそうです。その場合の給与収入は・・・
約4,000万円ですね。
いや、ないわ。これはこんな小細工しなくても生きていける金額ですね。給与収入で4,000万円は聞いたことがありません。このクラスになると考える必要がなさそうです。
やはり、1回の買い物が111,111円に収まるように年間の買い物回数を調整することにしましょう。毎月10万円超の支出はしんどいですが、数万円の買い物ならばふるさと納税を活かしてポイント獲得することは可能です。ふるさと納税の寄付商品は高額なものも多いですし、これは活用していくしかないでしょう。
更に件数を増やすためにも良い商品があります。1,000円から寄付できる返礼品なしの寄付商品です。
これらは、自治体に寄付をするためだけの商品ですが、お買い物マラソンの件数を稼ぐのに使えます。むしろ、ある程度ふるさと納税の枠が余っている人はこの商品を利用して楽天市場のお買い物マラソン倍率を上げることが可能です。
【ケース①】
あるとき、1件15,000円の買い物があるとします
9自治体への寄付1,000円を購入すると
寄付1,000円×9件=9,000円 ポイント倍率+9倍
買い物24,000円に対して付与ポイント +2,160P
寄付控除額を7,000円とすると、支出額は
24,000円-7,000円 = 17,000円
付与ポイント分を差し引くと支出額が出ます
17,000 - 2,160 = 14,840
元の商品購入額から支出額を引くと
15,000 - 14,840 = 160(差引160円お得)
15,000円の買い物の時点で確実に利益が出ていることになりますね。
これはお買い物マラソン分のポイント計算なので、これ以外にも楽天SPUなどのポイント倍率分は完全に利益になりますね。例えば、僕の場合はSPU倍率が10倍なので・・・
支出額24,000円 ×SPU倍率 10% = 2,400P
というわけで、何もしなくても2,560Pが利益になります。
また、ふるさと納税の控除上限額を差し引いた負担分の2,000円は年間で通算ですので、2回目以降の購入であれば何もしなくても+2,000P、合計4,560Pが利益となります。
しかし、実際にお買い物をまとめてするときというのは、目標金額は同じでも件数は増えます。そうするとふるさと納税の買い回り店舗数はもう少し少なくすることもできるでしょう。仮に、お買い物が2件以上あった場合を考えてみましょう。
【ケース②】
あるとき、2件(14,000円、1,000円)の買い物とがあるとします
8自治体への寄付商品1,000円を購入すると
寄付1,000円×8件=8,000円 ポイント倍率+8倍(+9倍)
買い物23,000円に対して付与ポイント +1,840P
寄付控除額を6,000円とすると、支出額は
23,000円-6,000円 = 17,000円
付与ポイント分を差し引くと支出額が出ます
17,000 - 1,840 = 15,160
元の商品購入額から支出額を引くと
15,000 - 15,160 = -160(差引160円の損失)
逆に160円の損失が出てしまいましたね。これは、ふるさと納税額に対して、お買い物マラソンの倍率が低くなるため、寄付下限の2,000円を超えられないからです。
これを回避するためには、購入件数に応じて、購入金額をもっと高くするしかありません。購入件数ごとの採算分岐点となる購入額がわかれば損をしないわけです。
というわけで、表にまとめてみました。
このとおり、ケース②でいうところの購入件数2件の場合は、寄付件数8件となり、採算分岐点となる元の商品購入額は17,000円ということがわかります。購入件数9件の場合は、ポイント倍率の上限額111,111円を超えているため実際には購入する必要はありませんね。この表を確認しながら、購入件数を検討すれば間違いありません。
今回購入したもの
スマホ本体 20,000円
スマホアクセサリー 2,000円
充電ケーブル 1,000円
ふるさと納税 7件 7,000円 (+7倍)
合計 30,000円 (控除後 25,000円)
ふるさと納税によるポイント還元増加額 2,100P
納税額7,000 - 控除額5,000 - ポイント加算額2,100 = -100(+100P)
SPU 10倍 30,000 * 10/100 = 3,000(+700)
合計 800P お得
購入額が23,000円でもしっかり利益が出ましたね。
なお、この寄付下限2,000円は年間通算なので、2回目以降の買い物の場合は必ずプラスになりますので、2回目以降は獲得倍率が最大になるよう買い増せば大丈夫です。
年の最初にこのふるさと納税額の還元を受けるセッティングで購入してしまえば、その後は件数調整のためだけに寄付しても、必ずプラスになります。
これらを利用してほかの生活用品を高倍率で還元を受けるのが良いと思います。
ふるさと納税に対するスタンス
僕は、ふるさと納税の会話になったときに、「ふるさと納税もしていますが、返礼品は受け取らないことのほうが多いですよ。 」ということがあります。普通に寄付してるの?すごい!と称賛を浴びることがありますが、単にポイント戦略上有利だからとはいえず、罪悪感が半端ないです。
とはいえ、対象は被災自治体などを中心に選んでおり、僕が起こした行動によって救われる住民がいることはこの上なく素晴らしいと思います。自分を騙しているようでなんですが、金額の問題ではなく、自分が行動を起こした結果、両者が幸せになったと考えるべきだと思うのです。
というわけでみなさんもぜひふるさと納税をやってみたくなりませんでしょうか。行動を起こすなら今ですよ。
おすすめの返礼品
というわけで、おすすめの返礼品をROOMで公開しています。個々の製品の良さについても是非触れていきたいですね。それはリライトのときということで。
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