渓のライフマネジメント日記

日々の活動と雑感をゆるゆると記録するところです。みんなHAPPYになっちゃえ。

技術士二次試験 選択科目Ⅱ-1対策

 前回、選択科目Ⅱ-2についての回答方針を考えました。今回は選択科目Ⅱ-1ですが、これもいったん知識をインプットしてからでなければ書けないでしょうから、まずは回答の作成方針と、勉強方針について考えます。

 

はじめに

 前回説明した通り、選択科目2-2は計画書・手順書・要領書を作るような課題のため、定型的な答案を作成する課題は恐らくフレームワークが有効と考えました。ただし、選択科目2-1は技術説明にあたり、出題や説明する対象によりその肝心な部分が様々であるため、ここでは幅広く対応することをあきらめ、一つの方法として過去出題された対象をグループ化し、それぞれについてフレームを組み立てることにしました。

 

前回の記事はこちら

kei-apple.hatenadiary.com

 

 

「技術マップ」の作成

 技術説明について、過去どのような範囲が出題されてきたのか調査を行いました。出題内容とそのキーワードでカテゴライズし、どのような技術的体系が求められているかを把握するためです。
 これらは出題文から推測して作ったもので、実際は技術Aの原理に技術Bが内包されていたり、とある技術Cの問題の解決策として技術Dが使われている場合など、本来は関連しているものもあるかと思います。このあたりは、勉強を進めていくうちにわかっていくのではないかと思うので現時点では細かな調整は行いません。目的はあくまで技術的体系をイメージすることですからね。
 主要なカテゴリとして、災害対策、省エネ、低圧設備保護、高圧設備保護、雷保護・接地、設計・ケーブル・再エネ・システム構成としてみました。また、カテゴリの中でも殆ど同じ内容が聞かれているケース(同じような回答で8割埋まるケース)については一つにまとめ、出題年を下部に併記しています。

学習方針

 こうして技術マップを確認してみると、特定の内容が繰り返し出題されていることがわかります。
特に、
・省エネカテゴリのBACnet
・災害カテゴリの非常照明、局部震度法による耐震設計
・高圧保護設備カテゴリの地絡 (完全地絡) 事故保護動作
・雷保護カテゴリの雷保護接地システム
・蓄電池カテゴリの充電方法、蓄電池
・再エネカテゴリの太陽光発電
あたりは複数回の出題があり、重要性が高いことが窺えます。

 ここで、BACnetは電気設備学会が日本語版のローカライズを手掛けておりますので、電気電子部門電気設備の出題は電気設備学会をベースとした出題内容が多いのではないかと推察できますがどうでしょうか。

 選択科目Ⅱ-1で要求されるコンピテンシーは「専門的学識」のみかと思われます。専門的学識は選択科目と必須科目間で横に串刺しでの評価はしていないと思います。逆に言うと、この科目で専門的学識が評価されないと、総合評価としても専門的学識を落とすことになりかねません。ここは地味に重要なのではないでしょうか。

 

フレームワーク 

 専門用語についての説明も、フレームワークを意識して記述することになりますが、先に述べたように個別の事項に応じて最適なレイアウトが異なります。こういった場合には、レイアウトの構築まで含めてフレームワークを考えます。必要そうな項目を洗い出しておき、回答に合わせてレイアウトを組み、掲載する項目を取捨選択することにします。

まず、日常の勉強法としては

・専門用語の技術まとめ(ノート)を階層構造を意識したフォーマットに従い作成しておく

次に、解答方法としては

・技術まとめを参考に、答えやすいものを選択する。

・最初に概要の説明を配置する。

・質問の答えを最後に配置する。

・特徴、欠点、原理等を間に差し込み文章量のバランスを取る。

・レイアウトを考え配置する

といった流れになろうかと思います。

 

 まずは、レイアウトが組みやすいよう、専門用語を見出しなどの階層構造で管理し、どのような角度で問いかけられても芯を外さず回答できるようにします。

 階層構造の大見出しは次のようなものが考えられます。

 ・〇〇の概要

 ・〇〇の特徴

 ・〇〇の原理

 ・〇〇の種類

 ・〇〇の利点・欠点

 ・〇〇の活用事例

 ・〇〇の今後の展望

 ・〇〇の概要を示した図

こういった項目を予め整理しておくことで、ニュアンスの異なる質問に対応したいと考えます。

回答の際のレイアウトとしては、複数の方式を比較させる出題と、事故や故障など技術的原理を説明させるもの、比較的新しい技術の原理やシステム構成と今後の展望を説明させるものがあり、それぞれ対応できるようにしたい。

 

総括

選択科目Ⅱ-1に関しては、先に技術マップの項目を手元で勉強してから望みたいと考えている。まずは、マークの多い部門について回答を固められるようにしたい。

また、実際に例題を解こうとしたとき、この対応が十分な内容であるかは現時点では定かではないが、概ねこのような回答方針で論文に取り掛かりたい。

なお、この内容は随時追記していきます。