渓のライフマネジメント日記

日々の活動と雑感をゆるゆると記録するところです。みんなHAPPYになっちゃえ。

Cat7 LANケーブルを配線しよう

リモートワークを本格的に始めるにあたり、やや電波の弱かった無線環境で仕事するよりも有線環境で快適に仕事したいということで、屋外露出配線を行いました。

 

 

 

リモートワークしてますか?

 みなさんはこれからもリモートワークを続けますでしょうか?僕はついに重い腰を上げてリモートワーク体制を構築することにしました。

 これまでも、無線LANwifi環境はあったのですが、ステーションから遠くスマホとPCのどちらかがアクセスポイントを見失うことがしばしばありました。単純なデスクワークならともかく、会議等の場合、その度に中断し、接続しなおすのはどう考えても効率が悪いし迷惑をかけてしまいますよね。

 そこで、有線配線を取込むことにしました。

 

ルートの検討

 有線LANの配線ルートはいくつか考えられます。大きく分けると①屋内露出配線、②隠蔽配線、③屋外露出配線ですね。通常の一般住宅ではシャフトやPS、配線用MD予備管を設置しているところはないでしょうから、大抵の場合上記の3種類に限定されるのではないでしょうか。

 僕は屋内の隠蔽配線が好きなのですが、今回は配線ルートに使う床下屋根裏が通し梁に遮蔽されていてルートとして使えません。そうすると露出配線となるわけですが、屋内の露出配線はあまり好ましくないので屋外露出配線を行うことにしました。

 基本ルートは、アンテナ用同軸ケーブル75Ω線のルートを這わせることにしました。防滴カバーもあり接続も用意、ケーブルもインシュロックタイラップ結束バンドで抱かせればよいわけで施工も容易でしょう。

 

LANケーブルの選定

 せっかく有線ケーブルを通すのですから、ケーブルの性能もしっかり確認しましょう。LANケーブルの規格は米国の通信規格「TIA/EIA」「ANSI」に定められており、伝送速度・使用可能距離・伝送周波数帯域・ケーブル・コネクタが定められています。これらの段階はCAT(カテゴリ)と呼ばれています。

 光回線のスペックを活かすのであれば、伝送速度10Gbps、最低でも6eは欲しいところですね。可能ならば7~7Aあたりにしたいところですね。

 今回は配線距離が20m未満のためCat7のケーブルを選定することにしました。

 あとは屋外を通すため紫外線に強い耐候性の素材をセレクトしたいところですが該当製品がありませんでした。ここは普通に二重被覆の製品を選んでおきましょうね・・・

 

現場調査

というわけで、アンテナ線を追いかけると防滴カバーがありました。そういえば前にも同じところで作業した記憶がありますね。

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既にルーターからのブリッジ配線を取り込んでいました。ということは今回も同じ手法で外部からのエントランスとして使用することもできそうです。早速中を見てみましょう。

 

上下のビスを回し、カバーを外してみます。
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侵入防止の粘土を取ってみるとサイディングにバカ穴が開いていますね。(前回の施工では適当にドリリングして終わったようですね。)それでも、通過できるだけのルートがありそうです。

また、この内側には防水シートの層があります。きちんと防水するためにも綺麗に張り付けておきたいですね。

 

 

外側の施工

 というわけで施工です。今回はエントランスだけ頑張ればよい工事ですので、いきなり作業を開始します。

 まずは外側から、引き回しノコでサイディングをきれいに四角くカットします。
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内側の施工

建屋内側も同じようにクロースをカットしてボードを切り込みます。
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カットのコツは、最初にクロスをカッターで切っておきます。ボードは隅までカットしたら三角形にカットを入れて切り込みを広げていくときれいにできます。

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 今回はLAN端子がついているケーブルを通すので大きめに穴をあける必要があります。ほかのケーブルを抜いたほうが施工性がいいのですが、今回は簡単な工事なのでそのまま通線したまま作業をしてしまいます。

 

 LANコネクタが十分とおる大きさになったら、細かなゴミを取り除きましょう。掃除機で吸い込みながら100円ショップで買ってきたブロワで埃を飛ばします。
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防水シートの納め

 次に、内側の防水シートをテープ等でボード側に貼り付けます。通気層と内気はできるだけセパレートしましょう。

 浮いている防水シートをボードか下地に密着させます。その後、防水粘土で隙間をふさぎましょう。ここは写真を掲載したかったのですが、一生懸命やりすぎて飛ばしてしまいました・・・

  

通線

 というわけで通線!そしてエアコン用ねんどで穴の隙間をふさぎます。

 ここは電工用ねんどでもいいのですが、サイディングや環境色との調和を考えた時に、白色のほうが景観にマッチしていると思われたためエアコン用ねんどを使うことにしました。
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見た目もマッチしていますね。

 

配線ルート

 さて、ケーブルのエントランスはできましたのであとは配線ルートですね。ちなみにWifiルーターは車庫内にあります。ブリッジ側のルーターは建屋内にあるのですが、今回は車庫に配線したほうが都合が良い位置なのでした。

 そう思って車庫内へ配線をしようとしたところ、燕が巣を作っていました。巣作りの季節なのですね。いつから作っていたのでしょう、全く気づきませんでした。

 せっかくなのでカラス避けを作ることにしました。そして、せっかくできた巣なので、迂回するようにLANケーブルを配線しました。
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 近づいても逃げません。かわいいですね。その辺にあった木で巣の周りにカラス避けを組み、ワイヤー(IV線)を適当に這わしてみました。

 逃げる感じもないので大丈夫そうです。このまま卵を産んで、雛が育ってくれるといいなあ。こちらも巣立つまで少しずつ観察したいと思います。

 

 

 

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