不偏分散は何故n-1で割るのか
高校数学で習う確率では、標本分散は標本(サンプル)と標本平均との差の自乗をサンプルサイズnで除し、不偏分散はn-1で除す、となんとなく習ったと思います。僕はこういうのが気になるロジカルバカだったので、解説してみようと思いました。
- 授業では省略されていた
- 不偏分散とは何か
- 標本確率変数
- 平均値(代表値)とは
- 平均偏差とは
- 標本分散とは
- 標本平均の期待値と母平均
- 賭博破戒録で学ぶ分散の基本
- 標本分散の期待値と不偏分散
- 何故学校では教えなかったのか
授業では省略されていた
学生時代、 数学の先生はどうして標本数から1引いた数で割るのかについては詳しく説明してくれなかった。
標本分散の説明が終わると、さらっと不偏分散の場合はn-1を使うという説明だったと思う。そして、授業の終わりに先生が「何か質問ある人~?」と言われたときに一度だけ質問した。(いや、3回だったかも)返答は「興味があるなら自分で解いてみろ」だった。
このとき僕は少し考えればわかることなのかと思って、時々思い出しては思考をめぐらすものの答えに辿り着くことはできなかったが、ずっとモヤモヤしていた。
この証明が結構面倒くさいということを知るのはもっと後になってからのことなのである。
そんなわけで今回はblog読者の趣味嗜好を完全に無視して記事を書いた。
勢いで。
だから、今回の記事は読み飛ばして構わない。
なんならこちらの人気記事でも読んでください。
というわけで今回はただの数式の羅列と証明の回、ただそれだけなのです。すまぬ。
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